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パッキングキューブの選び方|サイズ・素材・圧縮タイプの違いを解説

パッキングキューブの選び方|サイズ・素材・圧縮タイプの違いを解説 パッキング・収納グッズ
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スーツケースの中で、Tシャツと靴下と充電ケーブルが混ざり合ってしまう。入れたはずの小物が見つからない。荷造りのたび、そんなストレスを感じたことはありませんか。

パッキングキューブは、この「荷物の迷子」状態を解消してくれる収納アイテムです。ただし、サイズ・素材・重量・圧縮の有無など選択肢が多く、何を基準に選べばよいか迷いやすいアイテムでもあります。

そこでこの記事では、パッキングキューブを選ぶ前に知っておきたい前提知識から、サイズ・素材・重量・圧縮タイプの判断基準まで、旅のスタイルに合わせて整理して解説します。

この記事でわかること

  • パッキングキューブが得意なこと・苦手なこと
  • 旅の日数や荷物量に合ったサイズの選び方
  • スーツケースやバックパックとの相性を見るポイント
  • 素材・ジッパー・メッシュ窓の選び方
  • パッキングキューブ自体の重量が重要な理由
  • 圧縮タイプと通常タイプ、どちらを選ぶべきか

パッキングキューブを選ぶ前に知っておきたいこと

パッキングキューブは荷物の整理効率を高めるアイテムですが、万能の解決策ではありません。まず前提として、「何のために使うのか」を明確にしておくと、自分に合った製品を選びやすくなります。

パッキングキューブは整理のためのアイテム

パッキングキューブの主な役割は、衣類や小物をカテゴリーごとに分け、スーツケースやバックパックの中を整理しやすくすることです。たとえば、

  • Tシャツ・トップス
  • 下着・靴下
  • ボトムス
  • パジャマ
  • 洗濯物

といったように分けておけば、必要なものを探すたびに荷物全体をかき回す必要がありません。キューブに入れることで衣類がバッグの中で移動しにくくなり、荷造りや滞在先での荷物の管理も楽になります。

一方、パッキングキューブがなくても、風呂敷や大きめのジッパー付き保存袋、洗濯ネットなどを利用して衣類や小物を分類することは可能です。「絶対に必要なアイテム」というより、荷物の仕分けや出し入れを効率化するためのアイテムと考えるとよいでしょう。

整理効率のためのアイテムであり、重量制限対策にはならない

圧縮タイプのパッキングキューブは、衣類を圧縮してスーツケース内で占める体積を小さくできます。ただし、衣類そのものの重量が軽くなるわけではありません。

たとえば、Tシャツ5枚を圧縮しても、Tシャツ5枚分の重量は変わりません。圧縮によってスーツケース内に余裕ができるため、かえって荷物を追加してしまい、結果的に重量が増える可能性もあります。

LCCなど重量制限が厳しい場合は、パッキングキューブによる圧縮を重量対策と考えず、荷物そのものを減らしたり、出発前にスーツケースを計量したりすることが大切です。

専用のパッキングキューブを買わなくても代用品はある

パッキングキューブは便利ですが、簡易的な仕分けであれば代用品もあります。大きめのジッパー付き保存袋なら、中身を確認しながら衣類をまとめられます。風呂敷や洗濯ネットを使って、カテゴリーごとに荷物を分ける方法もあります。

特に、パッキングキューブを初めて使う方は、まず手持ちの袋などで荷物を分類してみるのも一つの方法です。そのうえで、

  • もっと出し入れしやすくしたい
  • 繰り返し使える収納用品が欲しい
  • スーツケースの中をきれいに整理したい
  • 衣類を圧縮してスペースを有効活用したい

と感じたら、専用のパッキングキューブを検討するとよいでしょう。


パッキングキューブのサイズはどう選ぶべきか

パッキングキューブのサイズはどう選ぶべきか

パッキングキューブのサイズは、旅の日数だけでなく、何を入れるのか、どのバッグに入れるのかまで考えて選ぶことが重要です。

「S・M・Lのどれを選ぶか」だけで考えるのではなく、製品ごとの実寸や容量を確認しましょう。同じ「Mサイズ」と表記されていても、メーカーによって大きさや形状は異なります。

旅の日数だけでサイズを決めない

たとえば、夏の1週間旅行と冬の3泊旅行では、必要な収納量が大きく異なります。夏ならTシャツや薄手の衣類を中心に少ない容量で済みますが、冬はセーターやフリースなど、1着あたりの体積が大きくなります。

そのため、「○泊ならMサイズ」と一律に決めるのではなく、普段の荷物量を基準に考える方が実用的です。おおまかな使い分けとしては、以下のように考えるとわかりやすいでしょう。

サイズ主な用途向いている使い方
小型下着・靴下・水着・小物など細かい荷物の仕分け
中型Tシャツ・シャツ・薄手の衣類などトップスや薄手のボトムスをまとめる
大型パンツ・ニット・厚手の衣類などかさばる衣類をまとめる

1〜2泊程度の旅行であれば、Mサイズに全ての衣類を入れる、というのも一つです。3泊程度の出張や旅行であれば、S・M各1〜2個程度から始め、下着類はSサイズ、TシャツやセーターなどをMサイズに収納するのが良いでしょう。

ただし、実際に選ぶ際はサイズ表記よりも、外寸・容量・収納時の厚みを確認することをおすすめします。最初からS・M・Lをすべて揃える必要もありません。自分が最もよく持っていく荷物に合わせて1〜2個から試し、必要に応じて買い足す方が無駄がありません。

スーツケースとパッキングキューブの相性も重要

パッキングキューブは、単体の大きさだけでなく、スーツケースの内寸や形状との相性も重要です。スーツケースの内部は完全な直方体ではなく、キャスターや伸縮式ハンドルの収納部分によって凹凸があります。

そのため、大きなキューブ1個ですべてを埋めようとするより、異なるサイズのキューブを組み合わせた方が、内部の形状に合わせて配置しやすい場合があります。特に、スーツケースの内寸に対してキューブの幅や高さが合っているかは確認しておきたいポイントです。

バックパックなら「取り出しやすさ」も考える

バックパックで旅をする場合は、収納容量だけでなく、荷物の取り出しやすさも重要です。バックパックは上から荷物を入れる構造のものが多く、大きなキューブを底に入れてしまうと、必要な荷物を取り出すたびに上の荷物まで動かすことになります。

用途ごとに小型〜中型のキューブを使い分けたり、バッグの形状に合う縦長タイプを選んだりすると、荷物を管理しやすくなります。


パッキングキューブを選ぶ際に気をつけるポイント

パッキングキューブを選ぶ際に気をつけるポイント

サイズ以外にも、パッキングキューブを選ぶ際には確認しておきたいポイントがあります。長く愛用するなら、価格の安さだけで選ばず、素材・ジッパー・重量・メッシュ窓の有無にも気を配るべきです。

パッキングキューブの耐久性と軽さのバランス

パッキングキューブは、旅行のたびに開閉や収納を繰り返すアイテムです。そのため、しっかりした素材のものを選びたくなりますが、単純に「丈夫そうなもの」を選べばよいわけではありません。生地が厚く丈夫になるほど、製品自体の重量も増える傾向があるためです。

頻繁に旅行や出張をする方なら、以下のような点を確認しておくとよいでしょう。

  • 生地の厚みや素材
  • 縫製の状態
  • ジッパーの動かしやすさ
  • ジッパー周辺の縫い付け
  • 圧縮タイプなら圧縮用ファスナーの構造
  • 製品そのものの重量

特に、機内持ち込み荷物の重量制限が厳しい場合は、パッキングキューブを複数使うことで収納用品だけでもそれなりの重量になることがあります。耐久性を重視するのか、軽さを優先するのか、自分の旅行スタイルに合わせてバランスを考えることが大切です。

パッキングキューブのジッパーは必ず確認したい

パッキングキューブで意外と重要なのがジッパーです。衣類をいっぱいに詰め込んだ状態では、ジッパーに大きな負荷がかかります。特に圧縮タイプは、通常の開閉用ファスナーに加えて圧縮用のファスナーを備えているため、構造も複雑です。

購入前には、製品レビューなどで、

  • ジッパーが引っかかりやすくないか
  • ファスナーの縫製に問題がないか
  • 圧縮時に無理な力がかからないか

などを確認しておくと安心です。価格だけで耐久性を判断するのではなく、こうした具体的な部分を見ることが重要です。

筆者が実際に愛用しているパッキングキューブ

MILESTOのパッキングオーガナイザー(4L)
  • ジッパーの作りが丈夫で、圧縮時もスムーズに動く
  • 二層式で、衣類を整理して収納できる
  • 長期間の使用でも型崩れやジッパー不良が起きていない
MILESTOのパッキングオーガナイザー(4L)を見る

メッシュ窓の有無

パッキングキューブには、一面がメッシュ素材になっているものもあります。メッシュ窓の大きなメリットは、キューブを開けなくても中身を確認できることです。複数のキューブに衣類を分けている場合でも、「このキューブには下着」「こちらにはTシャツ」と判別しやすくなります。

一方、メッシュ部分がないタイプは中身が見えにくいものの、収納物を外から見せたくない場合には適しています。また、撥水素材を採用した製品なら、水や汚れへの対策もしやすくなります。

ただし、「メッシュ窓がない=水に強い」というわけではありません。水への強さを重視する場合は、メッシュの有無だけでなく、製品の素材や撥水仕様を確認しましょう。

パッキングキューブ自体の重量にも注目

旅行用品では、収納する荷物だけでなく、収納用品そのものの重量も重要です。たとえば、キューブを4個使う場合、1個あたりの重量が50g違えば、合計で200gの差になります。

スーツケースならそれほど大きな差に感じないかもしれませんが、機内持ち込み重量が厳しいLCCや、バックパックを背負って長時間移動する旅行では無視しにくい差です。

軽量タイプは薄手の素材を採用していることが多い一方、耐久性とのバランスも考える必要があります。「何個使う予定なのか」まで含めて、総重量で考えるのがポイントです。

筆者が愛用しているシースルー・軽量タイプのパッキングキューブ

  • シースルー素材で、開けなくても中身がひと目でわかる
  • 超軽量設計で、スーツケース全体の重量を抑えやすい
  • 圧縮機能はないが、その分シワになりにくく型崩れを避けたい衣類に向く
TO&FROのパッキングキューブを見る

圧縮タイプと通常タイプ、どちらを選ぶべきか

パッキングキューブには、通常タイプと圧縮タイプがあります。通常タイプは主に衣類の仕分け・整理を目的とするのに対し、圧縮タイプはそれに加えて衣類のかさを減らせるのが特徴です。

どちらを選ぶかは、「旅行か出張か」よりも、整理を重視するのか、収納スペースを少しでも確保したいのかで考えるとわかりやすくなります。

見分け方と違い

通常タイプは、基本的に収納部分を開閉するファスナーを1本備えています。圧縮タイプは通常の開閉用ファスナーとは別に、キューブの厚みを小さくするための圧縮用ファスナーを備えているのが一般的です。

圧縮タイプ通常タイプ
見分け方開閉用とは別に、生地を締め上げる専用ファスナーがある開閉用のファスナーのみ
向いている衣類パーカー・ダウンジャケットなどかさばりやすく型崩れしにくいものシャツ・ワンピースなどシワになりやすく型崩れさせたくないもの

圧縮タイプは衣類の体積を減らせる一方、ギュッと力を入れて圧縮する一手間が必要です。収納スペースに余裕がある場合、手間なく収納しやすい通常タイプを利用する方が楽だという方もいらっしゃるでしょう。

また、構造が複雑になる分、一般的には圧縮タイプのパッキングキューブの方が、通常タイプより重量が増す傾向があります。

圧縮タイプのパッキングキューブがおすすめな人

圧縮タイプが向いているのは、以下のような人です。

  • 機内持ち込みサイズに荷物を収めたい
  • バックパックの容量を有効に使いたい
  • 冬服など、かさばる衣類を持っていく
  • Tシャツやニットなど柔らかい衣類が多い
  • 旅行先で購入した荷物を入れるスペースを確保したい

特に、衣類の体積が大きくなりやすい冬の旅行では、圧縮による省スペース効果を活用しやすくなります。

ただし、圧縮すればするほど便利というわけではありません。圧縮しすぎると衣類にシワがつきやすくなり、ファスナーにも負荷がかかります。キューブに詰め込みすぎず、圧縮する衣類との相性も考えましょう。

通常タイプのパッキングキューブがおすすめな人

通常タイプは、衣類を整理して取り出しやすくすることを重視する人に向いています。たとえば、

  • シワをできるだけ避けたい衣類が多い
  • 圧縮するほど荷物が多くない
  • 荷造りや荷ほどきを簡単にしたい
  • キューブ自体の重量を抑えたい
  • 衣類をカテゴリーごとに整理できれば十分

という場合は、通常タイプでも十分役立ちます。特にシャツやワンピースなど、圧縮によってシワが気になる衣類を持ち運ぶ場合は、無理に圧縮する必要はありません。


よくある質問

パッキングキューブは何個くらい必要ですか?
必要な数は旅の日数や荷物量によって異なります。最初から大量に揃えるのではなく、まずは1〜2個から使い始め、実際の荷物量に応じて買い足す方法がおすすめです。
下着・靴下などの細かいものと、Tシャツなどの衣類を分けたい場合は、サイズの異なるキューブを組み合わせると使いやすくなります。

100均のケースでも代用できますか?
簡易的な仕分けであれば、安価なもものでも十分に代用できます。ただし、専用のパッキングキューブは、旅行中に繰り返し開閉することを想定した構造になっているほか、製品によっては圧縮機能や持ち手なども備えています。
「整理できれば十分」なのか、「旅行用として長く使いたい」のかで選ぶとよいでしょう。

圧縮しすぎると服が傷みますか?
圧縮そのものですぐに衣類が傷むとは限りませんが、シワになりやすい素材や型崩れしやすい衣類は、強く圧縮すると跡が残ることがあります。キューブに衣類を詰め込みすぎると、圧縮用ファスナーにも負荷がかかります。
デリケートな衣類やシワを避けたい衣類は通常タイプを使い、圧縮タイプには比較的シワが気になりにくい衣類を入れると使い分けやすくなります。

LCCの受託・機内持ち込み重量制限に効果はありますか?
圧縮は体積を減らす効果はありますが、衣類自体の重量は変わらないため、重量制限対策としての効果は期待できません。

洗濯物と着る服を分けて収納すべきですか?
衛生面を考えると、使用済みの衣類は別にしておく方が管理しやすくなります。
キューブを1つ洗濯物専用にする方法もありますが、洗濯物を入れたまま帰宅後に洗濯できる洗濯ネットを利用するのも便利です。筆者はキューブタイプの洗濯ネットを持参し、旅行中の洗濯物をまとめています。帰宅後はそのまま洗濯機に入れられるため、旅行後の荷ほどきも楽になります。


まとめ|自分に合ったパッキングキューブの選び方

自分に合ったパッキングキューブの選び方
  • パッキングキューブは荷物の整理・仕分けを効率化するアイテムで、重量制限そのものへの対策にはならない
  • 風呂敷やジッパー付き保存袋、洗濯ネットなどでも簡易的な代用は可能
  • サイズはS・M・Lの表記だけで判断せず、実寸・容量・スーツケースとの相性を確認する
  • 最初からセットで揃えず、よく使うサイズから試して必要に応じて買い足す
  • 素材・縫製・ジッパーの品質だけでなく、キューブ自体の重量も確認する
  • 圧縮タイプは「旅行用か出張用か」ではなく、収納スペースを確保したいかどうかで選ぶ

パッキングキューブ選びで大切なのは、単純に「大きいもの」「圧縮できるもの」「高価なもの」を選ぶことではありません。

自分が何を収納するのか、どのバッグに入れるのか、どれくらいの頻度で使うのか、そして整理と省スペースのどちらを重視するのか。この4点を考えれば、必要なサイズやタイプは自然と絞り込めます。

まずは必要最低限の構成から使い始め、実際の旅行で「もう少し小さいものが欲しい」「圧縮できた方が便利」と感じた部分を補っていくのが、無駄の少ない選び方です。


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